奨学生の広場

OB・OGからのメッセージ

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日本文理大学
(2022年4月~2024年3月)

私は修士課程の2年間を中董奨学会にご支援いただきました。この場をお借りしてご支援を賜ったことに感謝申し上げます。

まず、家庭の経済状況ですが、私は3兄弟の三男であり母子家庭で育ちました。母親は職を転々としながら私たち息子の学費などをなんとか工面してくれていました。そのため、自分の学費は自分でなんとかしたいと思い、学部生の時には多いときで週5日のペースでアルバイトをして学費を賄っていました。

学部3年次に研究室配属されたことで、学業に専念したい、修士課程に進みたい、アルバイトの時間をもっと自分のために使いたい、と思うようになり指導教員に相談したところ中董奨学会を紹介して頂き、応募するに至りました。

奨学生として採択頂き、毎月ご支援を頂いたことでアルバイトに頼らず経済状況を安定させることができた点は勿論非常に有難かったのですが、私にとってはSNSを通じた毎月の活動報告および事務局の方とのメッセージ交換が大変心の支えになったと感じています。月度の活動報告では主に、修士研究の進捗状況や課外活動や学会発表の成果報告、就職活動の報告などをさせていただきました。研究の進捗や課外活動での取り組みは、毎月報告することによって振り返りをするきっかけになりますし、少し行き詰っている時には事務局の方が送ってくださる応援の言葉やアドバイスを読み、気持ちが楽になったり整理されたりするため、何度も助けられました。おかげで無事に修士課程を修了するに至りました。改めて、感謝申し上げます。

後輩の皆様へ、給付奨学金は奨学生の未来を信じて投資して頂いているのだと認識しているので、経済的な支援を受けるという側面よりも、支援を受けるに値する学生生活が送れるかどうか、が私は重要だと思います。後輩の皆様も、ご支援に感謝しながら、自分の未来のために励むことが何よりも大事だと思います。

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長崎大学大学院
(2022年4月~2024年3月)

私は博士前期課程の2年間、中董奨学会の奨学生として採用いただきました。私にとって大学院生として生活をしたこの2年は、非常に濃いものとなりました。それは、間違いなく中董奨学会にご支援をいただいたおかげです。

私が所属している研究室では、研究内容の都合上サンプリングで外に出る場面や、日を跨いだイレギュラーな観察や作業のある実験が多くあります。長期に渡って船に乗り、サンプリングに出かけたり、生き物であるサンプルを扱うため入荷に合わせて柔軟に対応できるよう、実験日程を長期的に確保したりと、定期的にアルバイトをすることが難しい時期がありました。しかし、中董奨学会の奨学金のおかげで経済的な不安がなくなり、アルバイトを少し減らしても研究に集中することのできる余裕をいただけました。

博士前期課程の2年次には、学会に参加し、先行研究があまり無い自分の研究内容について自信をもって発表することができました。

また、毎月奨学会の方とメッセージのやり取りをおこなう機会もいただき、励ましの言葉にいつも研究に対するモチベーションを上げることができていました。このメッセージのやり取りは、月ごとの自分の活動を振り返る良い機会にもなりました。過去のメッセージを読み返して進捗を確認し、達成感を感じることもありました。

研究を通して、責任をもって考えを実行したり、人の前で発言する機会が増えたりと、自身の大きな成長に繋がったと実感しています。

後輩の皆さんも、是非中董奨学会に応募し、悔いのない大学・大学院生活を送ってほしいと思います。

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日本大学大学院
(2022年4月~2024年3月)

私は修士課程の2年間、中董奨学会の奨学生として採用いただきました。幼少期から経済的に苦しい家庭だったため、学部時代から学費含む自分にかかるお金は全てアルバイトと貸与奨学金で賄っていましたが、三年次に無理がたたってついに体調を崩し、手術・入院を経験しました。かねてより大学院進学を希望していたため、院では自分への負担を減らし、研究に専念するために得られる奨学金はないかと探し、見つけたのが中董奨学会でした。私の専攻は芸術であり、応募の段階では不安でいっぱいでしたが、採用の連絡をいただいたときは飛び上がるほどに喜んだことを覚えています。

毎月のメッセージのやりとりでは近況報告をしたり、ときには個人的な相談をさせていただきました。そのメッセージひとつひとつにご丁寧な返信をいただき、今月も頑張ろうと気持ちを新たに研究に励むことができました。ご支援のおかげでアルバイトに割く時間も学部時代と比べて大幅に減り、大学院修了時には最優秀賞を受賞しました。このような結果を得ることができたのも貴奨学会の援助によるものです。改めてお礼申し上げます。

これから研究をされるみなさまには、やりたいことを貫いてほしいと思います。そして、無理だと思うことでもぜひ挑戦してください。ひたむきに努力する姿勢をきっと応援してくれる人がいるはずです。

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明治大学
(2022年4月~2024年3月)

私は、財政上の理由から、中董奨学会様から2年間もの間援助をいただいてきました。月に1度の事務局の方とのメッセージのやり取りはいつしか習慣化され、自分を定期的に見つめなおす良い機会となっていました。これまで人とこうした形でのやり取りを経験したことがなかったので、とても新鮮でした。また、事務局の方もフランクに接して下さったおかげで、とても楽しい日々を送ることができました。

奨学会独自のSNSも活発で、他の奨学生の活動を陰ながら拝見することができ、刺激をもらっていました。自分が所属する大学以外の優秀な学生とつながりを持てるSNSのしくみづくりには、感銘を受けます。

こうした奨学会独自のSNSや、毎月のメッセージのやり取りなど、奨学金のご支援のみならず、学生である自分と奨学会との「つながり」を大切にしてくださる奨学会様には、金銭面のみならず、精神的にも支えられ、自分自身の成長のために欠かせない存在となっていました。

中董奨学会の皆様が支えて下さったおかげで、大学生活をより豊かに充実させることができました。おかげさまで無事に卒業することができました。これからの日々も、ご期待に沿える人材となることを目標に精進していく所存です。心より感謝申し上げます。

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弘前大学大学院
(2022年4月~2024年3月)

私は博士前期過程の2年間、奨学生としてご支援していただきました。実家暮らしではありますが、親からの支援がないこと、研究活動が忙しくなりアルバイトができないことから中董奨学会の奨学金に申請し、採用していただきました。私の出身大学のOB・OGの方の採用実績がなく不安で一杯の申請でしたが、晴れて奨学生として採用していただいた時はとても嬉しかったことを覚えています。指定校ではない大学に所属しているにも関わらず、奨学生として採用していただきましたこと、心より深く感謝申し上げます。

この奨学金のおかげで金銭面での不安を一切抱えることなく学生生活を終えることができ、また国内外での研究活動も何一つとして不自由なく行うことができました。その中でも国外での学会に現地参加できたことが一番印象に残っています。大学院進学前は、人前に出ることを嫌う性分でしたが、折角大学院に進学したのだから学会発表など様々なことを経験してみたいとの思いで2年間研究活動を行い、海外開催の国際学会にも参加することができました。これも全て、奨学金のおかげであると実感しております。

毎月の中董奨学会SNSで行っていたメッセージ交換も、学生生活の心の支えとなっておりました。事務局の方のエピソードや中董奨学会に関する情報も大変興味深く、いつも楽しませていただきました。また、就職活動における不安や、人間関係での相談にも真摯に乗ってくださり温かいメッセージを送ってくださいました。

中董奨学会は、金銭面でのご支援はもちろん、学業や精神面でのサポートもしてくださり、いつも私たち奨学生のことを第一に考えてくださいます。指定校一覧に大学がないからと諦めたりせず、ぜひ応募してみてください。その応募をきっかけに、自らの力で大学生活をより良いものにしてみましょう。きっと奨学会の方々も応援してくださいます。

最後になりますが、2年間ご支援くださり誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

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鳥取大学
(2022年4月~2024年3月)

学部3年生から4年生にかけて2年間、中董奨学会からご支援をいただきました。ご支援のおかげをもちまして、無事、大学を卒業できます。

私の家庭は裕福ではなく、父は私が大学に入学する時点で既に70歳を超えており、実家から大学生活における経済的援助は期待できませんでした。そのため大学入学と同時にアルバイトを始め、学生支援機構の奨学金とアルバイト所得から大学生活に係る資金を捻出しておりました。しかし、学部2年生では課外活動で取り組んでいた稲作や畑作に関心が増すとともにアルバイトに充てられる時間は減っていきました。さらに、学部3年生では研究室への配属、就職活動があることから経済面の不安は増すばかりでした。そのような状況のなか、大学の奨学金情報にて中董奨学会を知り、応募させていただき奨学生としてご支援いただけることになりました。進級に伴い経済状況が変化し、不安を抱えていたなかでご支援がいただけるとわかり、大変有難く、嬉しく思いました。アルバイトに多くの時間を割く必要もなく研究、就職活動、課外活動全てに取り組むことができ、充実した大学生活を送ることができました。

中董奨学会から経済面でのご支援、また、毎月いただくメッセージを通して多くの方に支えていただいていることを実感し、大学生活が大変だと感じたときも頑張ろうと思えました。大学生活で他では得られない経験ができたのもご支援があったからだと感謝しております。2年間ご支援いただき本当にありがとうございました。

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滋賀県立大学大学院
(2022年4月~2024年3月)

私は、修士課程の2年間、中董奨学会からご支援いただきました。兄弟たちも学生で、親からの支援がない中で、学部時代は片道2時間半かけて大学に通っていました。しかし、大学院では研究に時間を使いたいと考え、思い切って下宿を始めました。学費や生活費は全て自己負担で、金銭的な不安を抱えている時に、中董奨学会を知りました。2年間のご支援は大変有難く、研究の都合で十分にアルバイトができない中でも無事に大学院を修了できました。

大学の期間は、人生においてとても大切な時期のひとつだと思います。大学で出会った友達は今後もずっと仲良くして行くことになると思います。また、大学院では研究に没頭し、社会に貢献できるような成果を得ることは大切です。中董奨学会はそんな私たちを応援してくださり、充実した大学生活、研究生活を送ることができました。お金のために夢を諦めないで欲しいなと思います。私も諦めかけたことはありますが、お金のために使う時間を研究に充てることができ、学会発表や論文の投稿など、充実した研究生活を送ることができました。皆様もお金のために夢を諦めるのではなく、学生の間は中董奨学会に頼り、社会に役立つような研究に取り組むなど、違ったカタチで恩を返して行けたらいいのではないかなと思います。

無事に研究を進めることができたのは中董奨学会のご支援があったからです。改めて、ありがとうございました。これからもご支援を忘れずに、社会に貢献していきたいと思います。

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山形大学大学院
(2022年4月~2024年3月)

私は、大学院修士課程の2年間、中董奨学会からご支援いただきました。この場をお借りして深く感謝いたします。

私が大学院に入るタイミングで父が亡くなり、大学院進学に伴い経済的な不安が大きくありました。アルバイトは以前からしていたものの、生活費や授業料を全て賄うことは困難でした。そんな中、大学の奨学金担当の方から中董奨学会に応募してみてはどうかと提案していただき、応募してみたところありがたいことに採用していただけることになりました。

金銭的にも精神的にもゆとりが生まれ、研究に集中することができました。その結果、学会での優秀発表賞や、国際論文への投稿、日本学術振興会特別研究員内定など多くの研究成果を出すことができました。私にとって大学院の2年間は将来の選択肢を広げる貴重な経験を数多くすることができました。

修士課程に進学した際には博士課程に進学するとは全く考えてもいませんでした。研究者として生きる選択肢を広げられたのもこうして奨学金に支えられながら、研究に集中できたからだと考えています。後輩の皆さんの中には研究は続けたいが、経済的な理由から進学を断念しようとしている人がいると思います。常に行動をし続ければ、必ず手を差し伸べてくれる方々はいます。大学院では研究をすることはもちろんのこと将来について選択肢を広げられる2年間でもあります。大学や大学院で目標に挑戦したい方は、中董奨学会に応募してみてはいかがでしょうか。皆様の学生生活が有意義になるよう応援しています。